果実パウダー・果実エキス・果実アロマとは?違いと使い分け、製法まで
わずか2gの小さなキューブに、果物や植物の恵みをぎゅっと凝縮──それを可能にするのが、waterdrop®の抽出・乾燥・ブレンド技術です。ここでは、果実パウダー/果実エキス/果実アロマの違いと使い分け、製法の基本をわかりやすくご紹介します。
- 果実パウダー:果汁やピューレを乾燥して粉末化。味・色・原料感がダイレクト。
- 果実エキス:有用成分や風味を抽出・濃縮。クリアな風味・色づけに向く。
- 果実アロマ:香り成分を中心にブレンド。香りの立体感を少量で付与。
用途で変わる「最適解」
こんなときに使い分け
- 素材感を出したい:果実パウダー(果実らしい色味や味の厚み)。
- 澄んだ色味・風味を付けたい:果実エキス(クリアで再現性の高い仕上がり)。
- 香りの印象を高めたい:果実アロマ(トップノートの立ち上がりに)。
waterdrop®での使い方
製品ごとに、目指す風味体験に合わせて配合を最適化します。たとえば、マイクロドリンクで自然な色合いを出したい場合は果実エキス、素材の風味を力強く表現したい場合は果実パウダーを主体に。柑橘などエッセンシャルオイルに香気が含まれる原料は、抽出手法やアロマの設計を変えて香りのバランスを調整します。
風味設計の裏側は、CDO クリストフ・ヘルマンによる記事「Behind the Flavour」でも紹介しています。
どうやって粉末にする?主要な製法
原料や狙う風味によって、乾燥方法を使い分けます。
- 噴霧乾燥:果汁やピューレを微細霧化し、温風で一気に乾燥。標準的で安定性が高い方法。
- 凍結乾燥:凍結後に真空下で昇華乾燥。香り・色・形状の保持に優れる一方、コストは高め。
- 脱水処理+粉砕:低温で水分を抜いてから粉砕。素材感を残しやすい。
パウダー&エキスのメリット
- 携帯性:軽量・コンパクトで日常に取り入れやすい。
- 保存性:水分活性が低く、常温保管しやすい設計(※保管条件は製品表示をご確認ください)。
- 濃縮:少量で風味設計が可能。狙った味わいを再現しやすい。
たとえばマイクロドリンクのように、小さなキューブへ凝縮することで、毎日の給水を“楽しく・続けやすく”します。
栄養や風味は失われない?
加工で一部の栄養素が減る場合はありますが、原料や製法の選択により、風味・色・栄養のバランスを丁寧に設計します。waterdrop®では、最新の乾燥・抽出技術とブレンド設計によって、果実らしい味わいにできるだけ近づけています(最終的な配合は各製品の栄養成分表示をご確認ください)。
まずは、お好みの味を見つけてみよう
最新のマイクロドリンクシリーズは、原料選定からフレーバーの立ち上がりまで改良を重ねています。ぜひ試して、“あなたの定番”を見つけてください。
※本記事は一般的な情報です。原料や加工・配合は製品により異なります。最新の詳細は各商品ページ・パッケージ表示をご確認ください。

